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レジンと木工にはまりました。その他色々書いてみようと思います。

【起業】創業塾(東京商工会議所)に参加した!参加者100名超。

ちょっと前になりますが、2月1日、8日と、起業・創業を考えている人向け、東京商工会議所・日本政策金融公庫共催の創業塾に参加しました。起業・創業に必要な会計等の知識の他にも、実は起業には心構えがとても大事ということを学んだり、参加者同士の横のつながりができる仕組みがあったりと、とても有意義な2日間でした。 

 

目次

 

1.「創業塾」参加の背景、きっかけ

起業については前から全く関心がないわけではなかったのですが、特に秀でたスキルもないしビジネスアイデアもないし、なんとなく起業のリスクもありそうだし、まぁ自分にとっては遠い世界の話だなと漠然と思っていました。

ただ、去年の夏前くらいに、小中の同級生と会ったとき、そのうち一人が自営してて、「起業なんて全然難しくないよ」と話していたのが印象に残っていました。同時期に一人起業に関する本をいくつか読み、なにも画期的なユニコーン企業を創業するのでなく、こうした起業の仕方もあるんだ、と学び、それ以降、色々知識は学んでおこうと思うようになりました。

 

 そうはいってもすぐに何かで起業するわけじゃないし、今後のサラリーマン生活の中でいつ何があってもいいように、備えはしておこうと思っていました。

 

そんな中、facebookで「東京商工会議所 創業塾」の広告を発見。2月の土曜日に2回実施し参加費5,000円とのこと。都内だし東京商工会議所主催なら名前も知れてるし(怪しくなさそうだし)いいかと。さっそく申し込みました。受付メールが来て、会費は事前振り込みとのことで振込完了!当日が楽しみです。

 

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2.東京商工会議所・日本政策金融公庫について

「なぜ東京商工会議所なのか。」

調べてみると、かなり創業・起業支援に力を入れているようです。商工会議所内の創業支援センターというところが創業・起業のための各種支援を行っていて、創業セミナー、創業ゼミナール、経営者交流会等の仕組みを提供していたり、日本政策金融公庫と組んでの各種補助金、融資等を行っているようです。

初代会頭があの渋沢栄一だそうなので、創業・起業支援といわれるとなんとなく納得ですね。

 

あとは、皆さんがお住いの各自治体でも同様の起業塾をやっているところは多いようです。ポストに入ってくる市報等を見れば、たまに案内が出ているようです。地元・地域の信用金庫による補助金、融資もあるみたいなので、地元で起業を考えていらっしゃる方は検討してみるのもよいのではないでしょうか。

 

3.当日(会場その他)

1)会場

会場は、日本政策金融公庫の東京中央支店というところです。東京メトロ茅場町駅から永代通りを東方面に歩き徒歩5分くらい。

ビルに到着しエレベーターで目的階へ。受付を済ませ会場へ。すると多くの人!!あとで聞くと、約120名の起業を目指す方々がいたとのこと。起業を考えている人がそんなに。。。サラリーマン生活を過ごしてきた中で、こんなに多くの起業・創業を考えている人に会ったことありませんし、懇親会の場等でもいろいろなお話を聞けて刺激を受けました。

2)注意点

当日はビル休館日ということもあってか、ビル内自販機がなく、飲み物は各自で用意とのこと。駅からの途中にコンビニがいくつかあるのでコーヒーやガムを購入。あと、コーヒーなら途中にドトールもありました。

あと、講義の合間のお昼ご飯は各自で取ります。僕は霊岩橋ふもとにひなびた感じのいい雰囲気の立ち食いそば屋さんがあったのでそこでてんぷら定食を注文。たれがたっぷりで大変美味でした。政策金融公庫の周辺にもいくつかランチできるところはあるようです。 

 

4.カリキュラム(1日目)

1)ビジネスプラン作成のコツ

 ~中小企業診断士 アルト経営パートナー㈱ 代表取締役 加藤敦子さん~

 教員や会社員を経験したのちに起業、中小企業診断士も取得されたとのこと。とにかく話がわかりやすい。

 現在は「ネット時代の消費者行動モデル AISAS」から「ソーシャル時代の行動モデル SIPS」へ移り変わっているとのこと。共感、参加、共有・拡散が重要になってくるそう。

 で、ビジネスモデル作成のロールプレイで隣の方と自己紹介タイム。どんなことで起業を考えている説明するのだけれど、これがなかなか難しい。。。正直、明確にしたいことが決まっているわけじゃないしもちろん時期も未定。でも口に出してみることで、全然きちんと考えられていないし、もっとちゃんと考えなきゃな、ということがわかりました。自分の考えを他の人に話してみるのは考えを整理する上でとてもよいことと思います。

 

2)先輩起業家体験談

 ~㈱ラクーンホールディングス社長 小方功さん~

 すごかったです。1993年に文字通り0から起業し、年間売上高約30億円の企業に育て、東証一部上場した方。3時間、パワーポイントも使用せずしゃべりっぱなしでした。

 「 公共性」を軸に、いかに儲かるビジネスモデルを作るかがカギとのこと。

 また、小方さんは1992年頃?現在ほど発展していない時代の中国に留学。後半半年ほど現地大物華僑の下でビジネスを学び、経営関係のスキル・知識以前に、ものの考え方や捉え方が重要であり、周囲の信頼を得ることの大切さを学んだそう。当日は本の即売会もやっていて読んでみたのですが、華僑で成功した人のものの見方が記されていて、ビジネスにしろなんにしろ、物事は自分の考え方、物事の捉え方次第なんだなぁと実感。

 ↓小方さんの著書。下手なビジネス書よりよほど勉強になります。

 

5.カリキュラム(2日目)

1)創業に必要な税務・会計の知識

 ~税理士 湊 義和さん~

 お金のスーパープロフェッショナルでした。創業時に必要なお金周りの知識を客観的なデータを基にお話しいただきました。特に、銀行等の金融機関に融資してもらう際、事業計画書の中でも「営業計画」を作りこむことで貸し手側にこれなら貸してもいいな、と思わせる事ができるそう。

 

2)創業までの9つのステップと事業スタート後の1年間に取り組むべきこと

 ~中小企業診断士 平阪靖規さん~

 中小企業診断士で、診断士が集まるコンサル会社を経営。商工会議所のガイドブックを用い、創業までの押さえるべきSTEPを解説いただきました。

 

3)経営者が知っておくべき経営者ご自身の保険・年金制度

 ~社会保険労務士 西久保 裕二さん~

 会社を退職し起業する際、個人事業にするか法人化するか、また、人を雇うか否か等、それぞれのケースごとに社会保障がどうなっているのか、気を付けるべき点は何か等解説いただきました。

 

4)案内

 開業資金の調達(日本政策金融公庫)

 創業に役立つ東商の事業説明(東京商工会議所

 

6.起業を考えている人にうれしい仕掛け

さてこの創業塾。上記カリキュラム以外にもうれしい仕掛けがありました。参加する前は「教室での講義形式で隣、前後くらいで自己紹介して終わりくらいかなー」と思っていたのですが、以下の仕掛けによって、当日参加者100名の横のつながりができました。

1)ケーススタディ:隣・前後で自己紹介

2)facebookでのグループ作りラクーンHDの小方さんが声掛けしてくださり、当日参加者のグループに参加。みんなで自己紹介しあう場を設定頂きました。

 →この創業塾の参加者が現在何をしているか、また、将来何をしたいか等皆さんで投稿しあいます。

3)1日目の懇親会:階を変えて懇親会を実施。軽食、飲み物で参加者同士懇談。皆さんそれぞれ全く異なる内容で起業を考えているので面白い!

 4)同窓会:後日別途。今回は東京商工会議所の創業塾「50期」となるそうで、参加者の同窓会が後日開催されるとのこと。

 

7.「創業塾」2日間の感想

参加する前は、友人から、商工会議所の何か行っても意味ないよ、と言われていたのですが、そんなことは全くなく、むしろ知識を一通り学ぶことができたのはもちろん、起業に際して必要な心構えや、案外気持ちが重要ということを学びました。

で、上述したように僕は、具体的に何の分野で起業する等全く決まっていないので、ちゃんと考えて自分の考えをはっきりさせておく必要があると思いました。

 

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